Q&A

今どきの海外旅行について

公開日 : 2017年08月18日
最終更新 :

地球の歩き方の掲示板というと日本を代表する旅行関連掲示板なので投稿者の動向は今どきの海外旅行を知るには最適なソースのひとつと言えると思います。

で、改めて当掲示板の最近の投稿内容を調べてみるとその内訳は大半が仲間募集やそれに類したものであり」、その他を圧倒しているという現状でした。

これは少し前の掲示板と比べても最近はとくに仲間募集系が増殖してきているなという印象が強く、実は想像以上に近年の海外旅行は様変わりしているのではないかと。

この私の仮説を裏付けるものとして「JTB総合研究所の本年5月の調査レポート」や同研究所の専門家のインタビュー記事には周遊型から滞在型や体験型が増えている旨が示されています。

同調査によると周遊型が最も多いのが60代男性ですが、最多と言ってもその比率は4割前後です。これはひとつには従来の遺跡・名所を巡る旅行から現地での体験型の滞在へとニーズがシフトしているからではないかとされています。

いわゆる海外旅行のリピーターが周遊型よりも滞在型や体験型が多いことはよく知られていると思いますが、ライトユーザーにあっても同様のシフトが見られることまでは予想しておらず意外でした。

ここ数年に来西の友人や親戚達が滞在型であったのは単なる偶然と思っていたのですが、どうやら私の読み違いであったようです。

ここからは私の妄想に近い?分析になりますが、今どきの海外旅行者はネットで海外旅行の動画を観たりして脳内トラベルができてしまうために現地で絶景を観たり、名所を訪ねることが疑似的にできてしまうからではないかと。

つまり、「車窓から」とか「弾丸なんとか」とかの放映や動画で事前に海外旅行の気分を味わったトラベラー達が実際の旅先ではピンポイントに旅の目的を絞ってしまうからなのではないかと。

もっとも外国人、とくにヨーロッパ人の旅行スタイルは滞在型が主流でそういった影響もあるのでしょうか?

となると今どきの海外旅行で「初めてのスペインならばざっと全体を観れる周遊型がいいですよ」という私のスタンスも修正が必要ということになるかもしれません。

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6件のコメント

  • 旅先で出会った人からの情報で、もうちょっと足を延ばしてみようか?

    イベリア半島ぐらいの小国なら滞在型で各地に足を延ばす方法
    南米みたいな大陸なら、そのまま巡ってやろう式かな?


    飛行機が一番しょーむない乗り物で、ドライブで行くのが楽しくなっている。
    自家用車、友達の車、トレーラー、一番面白いのは断然トレーラー
    道路警察の検問のハズが、警察官と友達になるツールになってたり
    連邦警察(国家警察)のボニータとも友達になるし
    日本人移民の先人の足跡を追う旅行も同時にしている。


    日本は殆ど行ったし、東南アジアは騙しが多いので大嫌い
    閉鎖的な米国も大嫌い、欧州はアミーゴが多いので大好き
    周遊型と言ってもアミーゴ巡りをしているだけの様な
    ホテルは必要ないし、足も有る、滞在費無料が良いね
    大企業と商談したりの楽しみも有って面白い。


    滞在型、周遊型、無銭旅行、ヒッチハイク、全部込みの変な旅行
    誰かに話しても理解しないだろうけど、一緒に連れて行けば大喜びすると思う
    行った先々で必ずアミーゴを作るので思い掛けない出会いな思い出を作ってあげられそうな気がする。


    出会いから発展する周辺情報は大きな収穫
    もうちょっと行ってみようか、300kmぐらいならスグソコ感覚



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  • 17/08/18 21:29

    今どきの海外旅行について(追記)

    みなさまコメントをありがとうございます。

    さて、先ずはこの件に関する追記から。


    海外旅行において周遊型と滞在型に分類する手法は古くから行われているわけですが、今どきの海外旅行はそういう伝統的な分類で結論が出せるほど単純ではなくなっていることが各種の調査で明らかになっています。

    「旅行者の45%が、2017年には「目的地に冒険的な場所」を選びたいと答え、47%は「自分の友人が誰も訪れたことのないような未開の地に行ってみたい」と答えています。」(By booking.com)

    とあるようにそもそも従来の名所名跡を訪ねる旅行者が大半であった時代は終わりつつあるという現実を突き付けられているのです。

    この掲示板で旅程を質問する投稿がほとんどなく仲間募集が圧倒的に多いのもbooking.comの言う「冒険心を満たす」という傾向を示しているのではないかと。

    スペインのような周遊型が望ましいとされてきた目的地にあってもイビサやトマティーナなど冒険系が中心であとは付け足しみたいな投稿が見られるようになってきています。

    「前者はコンサバな旅行パンフレット型、後者はイマドキな個人アルバム型と呼ぶことができ、旅行パンフに象徴されるマス・ツーリズムからの脱却が起きていることがうかがえる。予定調和的に旅行パンフやガイドに載っている観光資源を追体験するのではなく、偶然の出会いや予期せぬ体験を期待するのが、イマドキの海外旅行の傾向であろう」というJTB総合研究所主席研究員・黒須宏志氏の分析も当掲示板の動きと実に一致しているのではないかと。

    MP3さん、車窓から観る美しい景色、たとえば地中海はビーチに降り立って何時間か過ごして体験できるそれと比べるとまったく違うものです。TV番組の車窓からシリーズを完全に疑似的な体験とすれば一応現地で車窓ということから半疑似的ではあっても「六本木を車で通過したときにセレブを見かけた」と「六本木を歩いていたらセレブとすれ違って握手してもらいサインもゲット」という以上に違うのではないかと。

    旅くまさん、私も目から鱗なインパクトを受けています。しかし、上記の専門家の分析のように旅の軸を新しいアングルに変えてみることでこれまで不思議に思っていた当掲示板の新動向を理解する鍵が得られたように感じています。

    アンダケボウジャさん、

    ありがとうございます。追体験型の旅行スタイルはテーマ型旅行とも言えそうですね。追記しましたように周遊型であれ滞在型であれ「冒険心」を満たすような追体験をしてみたいという旅行者が増えているのかもです。今や海外旅行番組では好奇心を刺激されるコンテンツが増えてもいるでしょうし。その影響で海外に出ていくひともまた増えているのではないかと。



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    事実誤認

    >この掲示板で旅程を質問する投稿がほとんどなく

    私は旅程専門ですが、自分の仕事に差し支えがあるほど回答に忙しいです。
    ほとんどなければ、仕事に専念でき、うれしいのですが。
    実際は質問の3分の1から半分は旅程に関したものです。

    他のコメントも1か2なのを50や100とおおげさに騒ぎ立てているだけです。
    旅好きのマインドなどそう変わりません。まだ行ってない所に行きたいがマジョリティです。
    滞在型が増えているとは10年、20年前にも散々ききましたが、増加は毎年、微々たるものです。
    この掲示板の旅程の9割以上が周遊型であるという現実から目を背けてはいけません。
    そのニーズに的確に応えている回答者はトピ主に信頼されています。

  • 人それぞれではないでしょうか

    以前TBSで毎週「世界遺産」を放映していた時、私はそれを追いかけるようにその地に出かけたものです。
    基本的に滞在型は飽きてしまうので独楽鼠のように動きまわす周遊型でした。

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  • スペインで滞在型を提案したら、一生うらまれるかも知れません。

    回答が不十分だったので後編を。

    >leoxさんのご友人、ご親戚は、leoxさん頼みなので、滞在型にしたのではないか?

    とあるように、それは極めて特殊ケースです。

    >ここ数年に来西の友人や親戚達が滞在型であったのは単なる偶然と思っていたのですが、どうやら私の読み違いであったようです。

    読み違いではなく単なる偶然です。

    >ここからは私の妄想に近い?分析になりますが、今どきの海外旅行者はネットで海外旅行の動画を観たりして脳内トラベルができてしまうために現地で絶景を観たり、名所を訪ねることが疑似的にできてしまうからではないかと。
    つまり、「車窓から」とか「弾丸なんとか」とかの放映や動画で事前に海外旅行の気分を味わったトラベラー達が実際の旅先ではピンポイントに旅の目的を絞ってしまうからなのではないかと。

    酷い妄想です。百聞は一見に・・・から百放映・動画は一見に・・・変わっただけで、自分の目で見たものとは驚くほど違います。えー!こんなに大きかった(小さかった)のか!など。カメラの目は人間の目には敵いません。3D映像は不自然ですし。

    もっとも外国人、とくにヨーロッパ人の旅行スタイルは滞在型が主流でそういった影響もあるのでしょうか?
    でも日本に来ると、短期でも日本中アチコチ行く周遊型に変わっちゃうようですよ。
    郷に入らば でしょうか?

    日本人の旅好きな中高年に聞くと、スペインへは一度も行ったことがない方と1回だけ行ったことがある方がほとんどを占めます。若い人は将来またスペインへ行く可能性があるので統計から外しました。

    スペインへ行った人でも1回だけが圧倒的に多いので、最初にして最後?の旅には定番、王道のトレド、セゴビア、コルドバ、グラナダ、白い村、バルセロナなどの周遊を勧めるのが一番喜ばれますよ。時間があれば、バルセロナのみ長く滞在型とするように。

    マドリ1週間滞在でせいぜいトレド、セゴビアなどだけ日帰りという滞在型は避けたほうが無難です。
    その後スペインを訪れる機会がなかった方は、なぜ、あの時アンダルシアに足を延ばさなかったのだろうと後悔される方も多いでしょうから。

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  • 「初めてのスペインならばざっと全体を観れる周遊型がいいですよ」☞これは王道「かとぉ!」

    Buenos dias, Sr.leox!

    BarcelonaのLa Ramblaは大変なようですね。とはいえ、Madridはちょっと距離を置いた対応なのでしょうか?

    初めてのスペインを計画している人に対してでしたら、田舎どさ周りのわたしでも、「王道コース」を勧めます。ただ、そこから的を絞って、「断崖絶壁から身を乗り出したい」とか「市場巡りをしたい」とか「イスラム建築に興味ある」とか「お城大好き」という、スペイン訪問希望者に対しては、日数と利用航空予定会社を聞いた上、お勧めポイントは狭めていきます。

    要するに、個人旅行の場合は、その人の目的が違うので、「とにかくスペインを見られればどーでもいい」という人ではない限り、四角く広くて、地域性が富んでいるお国柄なので、絞りますね。

    ただ、田舎どさ周りをしていると、最近その他の観光客をあまり見ない上、東洋系も見ない、「写真を撮るのに、人払いをしたのか?」と言われる程、人影がないのですが、シーズンオフのせいなのでしょうか?

    leoxさんのご友人、ご親戚は、leoxさん頼みなので、滞在型にしたのではないか?、と推測します。スペインのみの掲示板では、「どっしり自宅に腰を据えられた友人に、お湯をガンガン使われて、水道代ががーーーんと跳ね上がって、翌月真っ青」という、愚痴のトピックも見るので、色々それは大変だにゃ、と思います。

    まぁ、初めてのスペインを思い立つ人の、目的と性格と胃袋の大きさ次第で、適当に変化を加えればいいと思います。

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  • 一見滞在型の周遊型に変わっただけなので、修正は不要かと

    >となると今どきの海外旅行で「初めてのスペインならばざっと全体を観れる周遊型がいいですよ」という私のスタンスも修正が必要ということになるかもしれません。

    仲間募集は別として、当掲示板で添削してくださいとトピ主さんが示す旅程は9割以上がいわゆる周遊型です。
    以前のリュック、ショルダーバッグ、ボストンバッグなどから大きなスーツケース持参者が増えたため、荷物移動が大変に。そのため同じ所に滞在して手ぶらで他の観光地へ日帰りする方が増えたから、滞在型に変化したと見えるだけです。
    ローマに6泊7日の1週間だと完全に滞在型に分類されますが、実情はローマは2日だけで、あとは日帰りでフィレンツェ、ナポリ、アッシジ、遠くベネチア日帰りを入れるケースも。
    パリ1週間も市内とベルサイユで3日、MSM、ロワール、シャルトル、ストラスブール、ブリュージュ(日帰りは昔から定番)、ロンドンなどへの日帰りが含まれるのは当掲示板を見ればわかります。
    もちろんローマ、パリのみ1週間の完全滞在型もいますが掲示板を見る限り少数です。
    マドリに関してはもっと極端でマドリのみ7日という方は0に近いでしょう。

    すなわち、1泊ずつ周遊型から1か所に滞在してそこから放射状に日帰り観光する周遊型に変わっただけです。
    他の旅の掲示板も同じ傾向です。

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