冬だからこそできる金沢旅3日間

金沢の街は｢日本のハイデルベルク｣

学生時代に6年間住んでいました。
金沢大学医学部付属病院キャンパスに通っていたので、当時住んでいたのは兼六園から近くの宝町・小立野・旭町エリアでした。

卒業後もよく（年数回程度）、金沢のみならず能登半島周遊にも足を運んでいます。
今年は春夏に行き、今月も訪れる予定です。

観光ルートについてはまーしゃさんが詳しく書かれていますので、その通りがスタンダードだと思います。

金沢は浅野川･犀川がつくる段丘により、台地が大きく3つあります。そのため、坂も非常に多いです。
坂は市民に愛され、趣深い古径になっているものも数多くあります。W坂はその典型。

金沢の名物料理としておでんがあることはご存知でしょうか。
冬にはオススメです。
石引にある若葉、片町にある高砂・菊一・赤玉は地元ではかなり有名です。
（若葉は学部から近かったので研究室の飲み会でよく行きました）

ハントンライス、第七ホワイト餃子も金沢名物です。
ハントンライスは多くの定食屋で食べることが出来ますが、第七餃子は駅から遠く離れた若松/もりの里という場所にあります。
第七餃子への足は観光周遊バスは走っていないためなかなか行き難いですが、金沢を味わうにはいいところです。

観光客の行かない穴場の定食屋は、洋食クック。にし茶屋街からすぐのところにある洋食屋です。おすすめはチキンポロネーゼ。

大学病院辺りの飲食店も地元柄が出ている有名処が多いです。キッチンすぎの実 はハントンライスの有名店。
千取寿司という老舗寿司は何で観光客もあまり寄らないここにあるのかというほど。

金沢の多くの観光名所は熟知していますが、私が再訪する時に必ず寄るところは、兼六園・玉泉院丸庭園（夜間ライトアップしています。玉泉院と混同注意）・ひがし茶屋街浅野川近辺・石川四高記念館/石川近代文学館です。


石川四高記念館の展示品の文言まま
-学生たちはドイツの有名な学都になぞらえ金沢の街を｢日本のハイデルベルク｣と呼び、学問のみならず芸術･文化でも才能を開花させた。

もし金沢をまんべんなく知るにはガイドブック以外にも、『五木寛之の新金沢小景』をおすすめします。
地元が愛する金沢風情が満載な良著です。

冬の金沢のお薦め

penta123様、初めまして

冬の金沢に行かれるとのことですね。
私は何度か冬の金沢で長期出張したことがありますので、その際の経験について
情報共有させていただきます。

お天気は多分、ずっとどんよりしていて冬の始まり時期はちょっと嵐のような天気です。
雪起こし？とか呼ぶらしいです（少し違っているかもしれませんが）

金沢市内を廻られる際には、このバスがお薦めです。

http://www.hokutetsu.co.jp/tourism-bus/castle-town

一日乗車券が500円で、色々なルートがあります。
でも、香林坊あたりから金沢駅へのバスの停留所では、ひっきりなしにバスがやってきます。
でも、料金は様々なようです。

金沢観光のお薦めについて
周る順番に書いていきます

①ひがし茶屋街と、すぐ近くの主計町茶屋街ですが
金沢市文化施設共通観覧券１dayパスポートを駅のインフォメーションで入手して
その近くの施設を見学されるのも良いと思います。

個人的には、蓄音機ミュージアムが好きです。電子処理されていない音色は素晴らしいです。

②兼六園　ことじ灯篭と松の木などの雪吊り、金沢城とその庭園
③二十一世紀美術館　ジェームズ・タレルの部屋は無料で鑑賞できます。
④長町の武家屋敷街　冬は土塀に薦掛けが見られます。
駅へ帰る途中で、尾山神社を拝観するのも良いかと思います。

⑤あと、妙立寺（いわゆる忍者寺）も面白いです。

サクサク周れば、金沢市は1日で見られると思います。
ランチは近江町市場の「もりもり寿司」がお薦めです。（他にも色々なお店があります）

他には、石川県庁の展望室からの眺望（ちょっと駅から距離があります）も綺麗です。

後は、観光バスに乗って、能登半島観光も良いと思います。
輪島や、なぎさハイウェイ、千枚田に行きます。

それから、さらに時間があれば、JRで加賀温泉郷の山中温泉や、山代温泉、片山津温泉に足を延ばすのも良いと思います。

総湯ではお手軽に温泉を楽しめます。
その場合、タオルなどを持参されると良いでしょう。

色々な季節に金沢に行きましたが、冬こそが本番であるような気がします。

名物の治部煮やカニも美味しいですが、普通の回転寿司のレベルも高いです。

冬の金沢をお楽しみくださいね。

丸岡城、平泉寺

前者は、昔のままの天守閣が残ることから国重文に指定されている7城（松江城いれて８つだったが、国宝に昇格ゆえ）、後者は京都苔寺よりも素晴らしい苔の寺です。検索を。