17/06/19 22:01

「移動しない自由」

ろっきい さん はじめまして。日頃書き込み(特に東南アジア方面にお詳しい)を読ませていただき勉強させていただいております。

「移動しない自由」というのは蓋し名言かと思います。例えば私はこの間イタリア旅行の際ローマパス48時間というのを買いました(ご存知かもしれませんがこれはローマの史跡2か所無料且つ優先入場、他の多くの美術館が割引そして市内の地下鉄やバスが乗り放題という中々具合の良いパスなのです)。

ローマはこの時期かなり暑くかつ観光客が多いので並んだり人ごみで結構疲れます。そんなときにはカフェでのんびり道行く人を眺めたり記録や記憶を整理したりと休んでいればよいのでしょうが何しろ無料のパスを持っているのです、少なくとも一日最低5,6回はバスかメトロに乗らなければ元が取れない気がしておちおちしておられません。

ローマパスとレイルパスは違いますしまた使う人の性格にもよるでしょうが、移動しなければ損それも隣町までの10キロや20キロでは物足りなくて数百キロ、出来得るなら数千キロ移動したい、しなければならないなんていう義務感或いはちょっとした脅迫観念に陥りはしないか。それもフレキシーならまだしも連続タイプのパスに至っては一種の督促状にすらなってしまうのではと思うのです。

レイルパスの功罪、見えないながらかなり大きな罪は、仰る様に移動しない自由を侵すという事にあるのかもしれません。

  • いいね! 0
  • コメント 2件

2件のコメント

  • 旅とは移動そのものを楽しむようなもの

    昔、いろんな辞書で「旅」とは?を調べたら、そうありました。

    これこそ、けだし名言です。

    家を出て近く~中間~遠くまで様々な移動をし、街から街へ。観光地から観光地へ。1か所限定でも、ある街の中でまた電車、バス、徒歩などで移動して見どころ、観光ポイント、美術館、グルメの店などを廻る。まさに移動ばかりです。
    移動が雲の上ばかりじゃつまらないから空路より列車からの車窓を眺めながらの移動がベスト。
    帰りも自宅まで移動。

    旅とは移動が基本中の基本。旅とは移動そのものを楽しむ行為なんですよ(笑)。

    • いいね! 0
    • コメント 0件
  • 旅先でのせかせか感は旅情を妨げる

    旅行で印象に残るのは、出会った旅行者との何気ない会話だったりします。

    南ドイツのキームゼーで同じ船に乗ったスイス人の、チューリッヒの近くの町に住んでいるんだけどなかなかいいところだよと言うに興味をひかれてヴィンタートゥアの町を訪れたりしたこと。

    ミラノのスフォルツァ城で出会ったチェコから来たカップルに、チェスケー・ブディヨヴィッツェの町はイタリアの町と似ているね。やはり昔は同じ神聖ローマ帝国領だからだろうね。なんて話したり。

    ルアンパバーンの宿で出会ったイギリス青年たちに、ロンドン市民の英語は何言っているか聞いててもわからないっと言うと、相手も途中から声を揃えてくれたりと。

    わたしは英語は苦手ですが、言いたいことは通じるのが興味深いです。
    そんな体験は誰しもいっぱいあるのではないかと思います。

    気分的なゆとりが大事なのに。
    せわしない旅程であっちもこっちも見て歩かないといけないというと、そういうゆとりが妨げられてしまいます。

    • いいね! 0
    • コメント 1件

    教育でもゆとりより詰め込みのほうがよかったという声もありますし

    >出会った旅行者との何気ない会話だったりします

    そんなことせわしない旅でもYHに泊まれば談話室で毎晩できます。
    そしてトピ主さんが最初に示す旅程を見ればわかりますが、大半があなたのいう「せわしない旅行」です。
    でもそれで皆さんとても満足されてるようですよ。
    私はトピ主さんが7カ所周遊予定を、もっと回れます、10か所はなどとアドバイスすることが多いですが、帰国後のメッセージでは、「お勧め地にも行ったらとてもすばらしくてよかったです。」と書いてくれます。
    残念ながら私信ゆえ公開できませんが、帰国後のトピの続きまたは旅のレポートで同じことを書いてくれた方は大勢いるので、それでチェックを。
    または目的地を縛らずに沢山行く旅行者を「せわしない」とちょっとバカにしたような言い方をしますが、多くのトピ主さんはそれで十分満足されているようですよ。
    あなたのいうせわしない旅でも行きたいとことにちゃんと行けさえすれば、「せわしくない旅」をして5カ所予定を3カ所に減らすより、はるかに満足していますよ。
    11年掲示板を見てきて、大事なのはある1カ所での長さではないのです。短い滞在でも、訪問地が多い旅のほうがいいという方が圧倒的マジョオリティと感じています。